ノルウェー・オスロ国立美術館を徹底レビュー|ムンク「叫び」と北欧アートの宝庫を巡る旅

オスロ中心部に位置する「ノルウェー国立美術館(National Museum of Norway)」は、北欧最大級の美術館です。ムンクの代表作「叫び」をはじめ、北欧デザインや近代アートまで幅広いコレクションを誇り、2022年の移転・新装オープン後はヨーロッパでも注目度の高い文化スポットとなっています。

Contents

📌 基本情報

項目内容
スポット名ノルウェー国立美術館(National Museum of Norway)
所在地Brynjulf Bulls plass 3, 0250 Oslo, ノルウェー
アクセスオスロ中央駅から徒歩15分/トラム12番「Aker Brygge」下車すぐ
営業時間火〜日 10:00〜18:00(金曜は21:00まで)/月曜休館
料金一般 180NOK(約2,400円)、18歳未満無料
所要時間約2〜3時間
公式サイトNational Museum公式

📷 訪れてみた感想

チケット売り場は混雑していましたが、事前に公式サイトからオンライン購入していたため、列に並ばずスムーズに入館できました。館内は自然光が入らない構造になっており、均一な照明で絵画や工芸品をじっくり鑑賞できます。

あのムンクの「叫び」は特別な仕切りもなく、他の作品と同じように展示されており、至近距離から鑑賞できました。
その迫力と独特の筆致に圧倒されます。

さらに嬉しかったのは、館内ではフラッシュを使わなければ写真撮影が自由に許可されている点です。好きな作品を自分の視点で記録に残せるのは大きな満足につながりました。

🌟 おすすめポイント

  • ムンク「叫び」を含む名画コレクション
    • 常設展エリアではムンクの絵をはじめ北欧近代のキーワークをまとめてたどれます。展示替えがあるため、訪問前に公式サイトで展示状況を確認しておくと無駄がありません。

      混雑を避けたいなら開館直後がおすすめ。フラッシュを使わなければ撮影できる作品が多く、キャプションの注意表示を都度確認しながら自分の視点で記録を残せます。
      ムンク周辺だけで20〜30分、全体では少なくとも60〜90分を見ておくと焦らず鑑賞できます。
  • 北欧デザインの家具・工芸展示(IKEAのルーツが垣間見える)
    • 19〜20世紀の椅子・照明・テキスタイル・ガラス器が年代順やテーマ別に並び、北欧らしい機能美と素材感の変遷が一望できます。芸術作品の合間にプロダクトを見ると目がリセットされ、長時間でも疲れにくいのが利点。

      木材の仕上げ、座面の張り地、継ぎ手などを見る視点を持つと理解が深まります。ここは写真映えするディテールが多いので、フラッシュオフで質感がつぶれないよう露出を少し上げて撮るのがコツ。所要30〜45分。
  • 新館建築と展示の相性の良さ(2022年オープン)
    • 館内は自然光を基本的に取り込まない構造で、作品保護に適した均一照明と落ち着いた動線が特徴です。
      明暗差が少なく、色再現性の高い光環境のため絵肌や筆致が読み取りやすいのが実感できます。

      入口近くに無料ロッカーがあり、A4サイズを超えるバッグやセキュリティスタッフの判断により持ち込み不可とされた荷物は必ず預けなければなりません。
      A4以下のバッグはチェックを受ければ展示室に持ち込めます。カメラや財布など必要最低限だけを持ち歩くようにすると快適。

      順路はフロアごとにまとまりがあるので、最初にフロアマップで見たい部屋に印を付け、興味の強い部屋から回る逆順ルートにすると時間が足りなくなりにくいです。
  • 閉館時間に注意しつつ効率的に巡る
    • 開館時間は10:00〜17:00で、夜間開館は行っていません。1〜2時間でピンポイントに回るなら「ムンクの部屋→近代絵画→デザイン展示」を優先すると効率的です。

      冬季は日没が早いため、午前から昼に訪問して午後はAker Brygge周辺で散策するルートが快適。
      公共交通はトラム12番が便利で、中央駅からでも徒歩圏。
  • カフェとミュージアムショップが実用的
    • カフェは静かで、展示の途中に休憩して目を休めるのに最適。
      支払いはキャッシュレスが主流で、少額でもタッチ決済が使えます。

      ショップは図録やポストカードだけでなく、北欧ブランドの小物やオリジナル文房具が充実。撮影した写真に合わせてポストカードを選び、旅の記録としてセットで保管すると後で見返しやすいです。所要はカフェ10〜20分、ショップ15〜20分を目安に、退館前の時間配分に組み込んでおくと安心。

⚠️ 注意点・ベストシーズン・裏技

  • 夏休み(7月〜8月)は特に混雑するため事前予約が安心
    • ノルウェーでは学校が7月に夏休みに入るため、国内外の旅行者が集中します。
      チケット売り場は午前中から長い行列ができ、当日券は時間指定が埋まることもあります。
      公式サイトからオンライン購入しておけば、スマホのQRコード提示でそのまま入館できるので安心です。目安として訪問2週間前には手配しておくと希望時間が取りやすいです。
  • 館内は広いが座れる場所が少ないので、休憩はカフェ利用がおすすめ
    • 展示室内にはベンチが限られており、混雑時はほとんど空いていません。2時間を超えると集中力が落ちるため、途中で併設カフェに移動して15〜20分の休憩を挟むと快適に鑑賞が続けられます。
      カフェは展示エリアと同じ建物内にあるので、ロッカーに預けた荷物を取りに戻る必要もありません。特に冬はコートを脱いで温まれる場所として重宝します。
  • 代替案として「Kunstnernes Hus(アーティストハウス)」や「アストルップ・フェルンリー美術館」も候補に
    • 国立美術館が休館日(月曜)や混雑で十分に楽しめなかった場合、徒歩圏で訪問できる代替スポットがあります。Kunstnernes Husは現代美術と映画上映を組み合わせた文化拠点で、入場料は大人約120NOK。

      アストルップ・フェルンリー美術館は海沿いにあり、現代アートと建築が見どころ。どちらも2時間前後で回れる規模なので、国立美術館とセットで計画しても一日で無理なく楽しめます。

👥 どんな人におすすめ

  • ムンク「叫び」を実際に鑑賞したい美術ファン
    • 入館後はフロアマップでムンクの展示室を最優先にチェックし、最初に向かうのがおすすめです。混雑を避けやすいのは開館直後(10:00〜10:30)。「叫び」周辺だけでも20〜30分は確保し、作品キャプションや関連作(同時代の画家・主題の変化)も併せて見ると理解が深まります。

      撮影はフラッシュ禁止・バッグはA4超が持ち込み不可なので、身軽にレンズキャップとハンカチ程度だけポケットへ。全体で60〜90分あれば、ムンク→近代絵画→デザインの順で一通り回れます。
  • 北欧デザインや家具に関心があるインテリア愛好家
    • アートとプロダクトの行き来で目がリフレッシュします。
      最初に「椅子→照明→テキスタイル→ガラス器」という順にテーマ観賞を決め、各セクション15分ずつで合計30〜45分を目安に。
  • オスロ中心部で観光と文化体験を両立させたい旅行者
    • 半日プラン例:10:00 入館 → 11:30 デザインエリアで締め → 11:45 退館 → 徒歩8〜10分でAker Bryggeへ移動 → 12:00 港エリアでランチ。
      トラム12番も使えますが、徒歩移動のほうが街並みの写真ポイントが多め。
      チケットは事前にオンライン購入しておけば、入場列の待ち時間を最小化できます。
  • 冬の短い日照時間でも充実した屋内観光をしたい人
    • 開館は10:00〜17:00。外は15〜16時に暗くなり始める季節もあるため、10:00の開館ダッシュ→14:00頃までの2〜3時間鑑賞が快適です。館内は自然光を基本入れない均一照明なので、雪の日でも視認性良好。入口近くのロッカーにコートや大きなバッグを預け、身体を温める休憩をカフェで15分ほど挟むと体力が持ちます。
  • 美術館カフェやショップも楽しみたいカフェ巡り好き
    • 動線は「絵画ゾーン(45〜60分)→カフェ休憩(15〜20分)→デザイン・工芸(30〜45分)→ショップ(15〜20分)」の分割が疲れにくい構成。

      カフェは静かで、撮影データの整理やメモ取りに向いています。支払いはキャッシュレス中心、少額でもタッチ決済が通ることが多いので財布は最小限でOK。

      ショップでは展示で見た作家の図録・ポストカード・ミニポスターが充実しているため、気に入った作品の所蔵番号や作家名をスマホに控えてから行くと探しやすいです。

📝 まとめ

ノルウェー国立美術館は、オスロ観光のハイライトのひとつ。

ムンクの「叫び」をはじめ、北欧デザインや近代美術の展示が充実していますが、私が特に惹かれたのは北欧の自然主義やロマン主義に属する作品でした。
雪景色の村やフィヨルド、農村の人々の生活風景など、自然と人の営みを丁寧に描いた絵画は、ただ美しいだけでなくその時代の空気まで感じさせてくれます。
美術館全体を巡るなかで、自分の好みや感性と重なる作品に出会えるのも大きな楽しみ。

オスロを訪れるなら、ぜひ時間を取ってじっくり鑑賞してみてください。


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