ノルウェー第二の都市・ベルゲンは、フィヨルド観光の玄関口として世界中の旅行者が訪れる人気都市です。その街並みを一望できる絶景スポットが「フロイエン山(Mount Fløyen)」。市内中心からケーブルカー「フロイバーネン(Fløibanen)」でわずか6分ほどで登れるアクセスの良さと、山頂からの壮大な眺めが魅力です。
ベルゲンは「雨の街」と呼ばれるほど降水日が多く、年間200日以上が雨模様とされています。筆者が訪れた日も出発前は曇りでしたが、幸運にも山頂では青空が広がり、港町とフィヨルドが光り輝く絶景を楽しむことができました。雨に出会う確率が高いからこそ、晴れ間に出会えた時の感動はひとしおです。
📌 基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
名称 | Mount Fløyen(フロイエン山) |
所在地 | Vetrlidsallmenningen 23A, 5014 Bergen, Norway |
アクセス | ベルゲン駅から徒歩10分、ケーブルカー「Fløibanen」下駅から乗車6分 |
営業時間 | ケーブルカー 07:30〜23:00(季節変動あり) |
料金 | 大人片道 75 NOK / 往復 150 NOK(子供半額、家族割あり) |
所要時間 | 往復+展望台散策 約1.5〜2時間 |
公式サイト | Fløibanen Official |
📷 訪れてみた感想
山頂駅に到着すると、すぐ目の前にベルゲンの街並みと港が広がります。赤や白の屋根が連なる市街、その先には広大なフィヨルドと山並み。まるで絵葉書のような景色に圧倒されました。
山頂には展望台だけでなく、遊具エリアやカフェ、さらには森の中へ延びる散策路も整備されており、ただの「絶景スポット」にとどまらない楽しみがあります。小さな子ども連れの家族からハイカーまで、幅広い人が楽しんでいる様子が印象的でした。



🌟 おすすめポイント
- ケーブルカーでわずか6分、気軽にアクセスできる展望台
- フロイエン山の魅力は、登山の準備をしなくてもすぐに絶景を楽しめること。市内中心部の駅からケーブルカー「フロイバーネン」に乗れば、たった6分で標高320mの山頂へ到着します。短時間で行けるので、観光の合間に立ち寄ったり、クルーズ船の寄港時間内に観光したりするのにもぴったりです。
- ベルゲン市街とフィヨルドを一望するパノラマビュー
- 山頂に立った瞬間、赤い屋根の街並みと港、そしてその向こうに広がるフィヨルドの雄大な景色が目に飛び込んできます。特に晴れた日には、空と海の青さが街の色彩を際立たせ、写真に収めるたびに「これぞ北欧」と実感できます。逆に、雲が低く垂れ込める日は幻想的な雰囲気になり、同じ場所でも日によって全く異なる表情を見せてくれます。
- 山頂にはカフェやレストランもあり、休憩しながら絶景を堪能できる
- 展望台の横にはカフェがあり、ホットチョコレートやコーヒーを片手に風景を楽しむことができます。特に肌寒い日には、温かい飲み物とブランケットで体を温めながらゆっくり景色を眺める時間が格別。観光地でありながら地元の人も利用しているため、ベルゲンの日常に触れられるのも魅力です。
- 子ども向けの遊具エリアや山歩きのトレイルも整備されている
- 山頂には無料で遊べる遊具エリアがあり、子どもたちが楽しそうに走り回っています。さらに山の奥へ進めば、初心者でも歩きやすいトレイルが整備されており、森の中を抜けると小さな湖や野生のリスに出会えることも。観光地でありながら「自然の中を歩く時間」を味わえるのが、フロイエン山の大きな特徴です。
- 晴天時はもちろん、雨上がりの街並みや霧に包まれた幻想的な景観も楽しめる
- ベルゲンは年間の3分の2以上が雨の日ですが、その分「晴れ間に出会えた時の感動」は大きいです。雨上がりは石畳や屋根が濡れて艶やかに光り、街がより鮮やかに映ります。また霧に包まれると港や山並みがうっすらと浮かび上がり、幻想的な北欧の風景に出会えることも。天候に左右されやすい街だからこそ、どんな空模様でも楽しめるのがフロイエン山の魅力です。



⚠️ 注意点とベストシーズン
- 夏は観光客で混雑するため、午前中早めの時間帯が快適
- 6月〜8月の観光シーズンは、フロイバーネンのケーブルカーが長蛇の列になることも珍しくありません。特に午前10時以降は団体ツアー客やクルーズ船の乗客で一気に混み合うため、待ち時間が30分以上になることもあります。ゆっくりと絶景を楽しみたいなら、朝の早い時間に訪れるのがおすすめです。空気が澄んでいて、朝日を浴びた街並みがとても美しく、写真撮影にも最適です。
- 冬は雪でトレイルが閉鎖されることがあるので、事前に確認を
- フロイエン山は標高320mとそれほど高くはないのですが、冬には雪が積もり、遊歩道や森のトレイルが一部閉鎖されることがあります。雪景色のベルゲンを一望するのは格別ですが、トレッキングを計画している場合は公式サイトや現地の観光案内所で状況を確認しておくと安心です。滑りやすいので、靴底がしっかりしたシューズや簡易スパイクを持参するとより快適です。
- 雨が多い地域なので、レインジャケットや防水靴を持参すると安心
- ベルゲンは「ヨーロッパで最も雨の多い都市」と呼ばれるほど、年間の約3分の2は雨が降る街です。展望台では屋根がある場所が限られているため、雨具を持っていないとせっかくの景色を十分に楽しめないことも。軽量のレインジャケットや折りたたみ傘、防水性のある靴を用意しておけば、多少の雨でも気にせずに散策を楽しめます。雨に濡れた街並みは独特の雰囲気があり、むしろ「ベルゲンらしさ」を感じられる瞬間でもあります。
- 展望台は風が強く体感温度が低いため、羽織るものがあると快適
- 夏場でも山頂は港からの風が吹き付けるため、下界より肌寒く感じることが多いです。特に夕方以降は気温が下がりやすく、薄手の長袖や軽いウィンドブレーカーが一枚あると安心です。
筆者もあまりの寒さにいわゆるライトダウンを着ました。何枚も重ねてやっと快適になるほどでした。寒さを我慢して早々に下山してしまうよりも、防寒をしっかり準備しておけば、長い時間景色を堪能したり、山頂カフェでのんびり過ごしたりできます。
- 夏場でも山頂は港からの風が吹き付けるため、下界より肌寒く感じることが多いです。特に夕方以降は気温が下がりやすく、薄手の長袖や軽いウィンドブレーカーが一枚あると安心です。
- ケーブルカーはイベント時やメンテナンスで運休することもあるので、公式サイトで最新情報を確認してから訪問がおすすめ
- 年に数回メンテナンスで運休する期間が設定されます。また、マラソンや市のイベント開催時には利用時間が制限されることもあります。訪問前に公式サイトで運行状況を確認しておくと、現地で慌てることがありません。もし運休していても、市街から徒歩で登るルートもあり、片道約1時間程度で自然の中を散策しながら山頂へ行くことができます。
👥 こんな人におすすめ
- ベルゲンの街並みを一望する絶景写真を撮りたい旅行者
- フロイエン山の展望台からは、港に停泊するクルーズ船やカラフルな木造家屋が並ぶ街並み、そして背後に広がる山々を一枚に収められます。特に晴れた日は空と海の青さが映え、SNS映えする写真が撮れること間違いなし。夕暮れや夜景も美しく、時間帯を変えて訪れるのもおすすめです。
- 子ども連れで自然とアクティビティを一緒に楽しみたいファミリー
- 山頂には子ども向けの遊具が設置されており、家族連れでも安心して楽しめます。さらに山のトレイルを少し歩けば、森の中でリスや小鳥に出会えることも。市街地からわずか数分で「大自然の遊び場」にアクセスできるのは、ベルゲンならではの魅力です。
- 短時間で効率よく観光を組み込みたいクルーズ船の寄港客
- クルーズでベルゲンに立ち寄る観光客にとって、フロイエン山は「短時間で最高の景色を楽しめる」理想的な観光スポットです。ケーブルカーに乗れば片道6分で山頂に到着するので、滞在が半日しかなくても十分訪れることができます。港からも徒歩圏内なのが便利です。
- 雨の多いベルゲンで、どんな天候でも楽しめるスポットを探している人
- 晴れれば絶景、曇れば幻想的、雨上がりには濡れた街並みが光を反射して艶やかに見える——ベルゲンの天候は変わりやすいですが、フロイエン山はどんな天気でも魅力的です。天気が悪くてもケーブルカーで気軽にアクセスできるので「とりあえず行ってみる価値あり」と言えるスポットです。
- 軽いハイキングを楽しみたいアウトドア派
- フロイエン山頂からは複数のハイキングコースが延びており、初心者向けの軽い散策から本格的なトレッキングまで幅広く楽しめます。市街地から直接歩いて山頂を目指すルートもあり、片道1時間程度で登れるので「軽く体を動かしてみたい」という方にもぴったりです。
- 山頂カフェでのんびり過ごしながら北欧の景色を満喫したい人
- 展望台にはカフェやレストランがあり、コーヒーやホットチョコレートを飲みながらゆったりと景色を眺めることができます。特に肌寒い日には、ブランケットに包まれながら過ごす時間が格別。観光の合間に「ただ風景を眺めてのんびりする」という贅沢を味わえるのもフロイエン山の魅力です。
📝 まとめ
フロイエン山は、ベルゲン観光で外せない定番スポットです。市街中心からアクセスしやすく、展望台では街とフィヨルドを同時に楽しめる絶景が待っています。晴れの日はもちろん、霧や雨の後の幻想的な雰囲気もまた魅力のひとつ。ケーブルカーで気軽に登れるので、初めてのベルゲン旅行にもおすすめです。
フロイエン山のような観光体験は、天気やタイミングで印象が大きく変わります。
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