ストックホルム【モンテリウスヴェーゲン】魔女の宅急便の世界を一望!ほとんどガイドブックに載っていない無料の絶景遊歩道を歩く

北欧のヴェネツィアと称されるストックホルム。14の島々からなるこの美しい都市の全貌を掴むなら、高い場所からの俯瞰が欠かせません。ガイドブックで必ず紹介される市庁舎の塔は有料かつ予約が必要ですが、地元の人々が愛してやまない「無料の特等席」がセーデルマルム島の北側の崖の上に存在します。

それが今回ご紹介する「モンテリウスヴェーゲン(Monteliusvägen)」です。全長約500メートルの遊歩道からは、メーラレン湖、市庁舎、そしてリッダーホルム教会の尖塔が織りなすパノラマが広がります。映画『魔女の宅急便』のモデルになったとも言われる街並みを、風を感じながら歩いた体験をレポートします。

Contents

📌 基本情報

項目内容
スポット名Monteliusvägen(モンテリウスヴェーゲン)
所在地Monteliusvägen, 118 25 Stockholm, Sweden
アクセス地下鉄(T-bana)レッドライン「Mariatorget」駅から徒歩約8分
営業時間24時間開放(遊歩道のため)
料金無料
所要時間20分〜40分(写真撮影含む)
設備ベンチあり、トイレなし(駅周辺で済ませること推奨)

📷 実際に訪れてみた感想

地下鉄Mariatorget駅から石畳の坂道を上がり、住宅街の合間にある入り口を見つけると、視界が一気に開けました。

筆者が訪れたのは9月下旬の13時頃。秋の気配が漂い始めるストックホルムの昼下がり、澄んだ空気が心地よく、太陽の光が水面と街並みを鮮やかに照らす絶好のタイミングでした。遊歩道は木の柵で整備されており、足元は土と砂利ですが、スニーカーであれば問題なく歩けます。

左手にはレンガ造りの重厚なストックホルム市庁舎、正面にはリッダーホルム島の教会、右手にはガムラスタンの古い街並みが広がります。観光客だけでなく、ワイン片手にピクニックを楽しむ地元のカップルや、犬の散歩をする人々の姿も多く、観光地化されすぎていない落ち着いた空気が流れていました。

🌟 おすすめポイント3選

  1. 完全無料で楽しめる最高クラスの展望
    ストックホルムには有料の展望台やタワーもありますが、ここは入場料が一切かかりません。浮いた予算を後のフィーカ(お茶の時間)やディナーに回せるのは大きなメリットです。
  2. 写真撮影に最適な遮蔽物のない視界
    ガラス窓や高いフェンスがないため、カメラのレンズを景色に直接向けられます。特に、対岸の建物が夕日に照らされて黄金色に輝く時間帯や、街の明かりが灯り始める夕暮れ後は、ドラマチックな写真が撮れます。
  3. 歴史ある建築と自然の調和を感じる散歩コース
    遊歩道の背後には、18世紀から19世紀にかけて建てられた可愛らしい木造住宅や歴史的な建物が並んでいます。景色だけでなく、背後の路地裏探索もセットで楽しむことで、セーデルマルムの文化的な深みを感じられます。

⚠️ 注意点・ベストシーズン・裏技

冬場(11月〜3月頃)に訪れる際は細心の注意が必要です。柵は簡易的なもので、道が凍結して非常に滑りやすくなります。筆者の友人は冬に訪れて転倒しかけたそうなので、スノーブーツや滑り止めの装着を強く推奨します。

また、風を遮るものがないため、夏場であっても羽織るものが一枚あると安心です。トイレや売店は遊歩道沿いにはないため、駅周辺のカフェで準備を整えてから向かいましょう。

👥 こんな人におすすめ

  • 三脚を立ててじっくり夜景やタイムラプス撮影を行いたいフォトグラファー
    市庁舎やガムラスタンを正面に望むこの遊歩道は、カメラを構える人にとっての聖地です。
    しっかりとした柵があるため三脚を安定させやすく、刻一刻と表情を変えるマジックアワーから、街の明かりが水面に揺れる夜景まで、心ゆくまでシャッターを切ることができます。
    通行人の邪魔になりにくいポイントも多く、タイムラプスなどの粘り強い撮影にも理想的な環境が整っています。
  • 高額な入場料を払わずにストックホルムの象徴的な景色を見たいバックパッカー
    物価の高い北欧では、展望台への入場料だけで数千円かかることも珍しくありません。
    しかし、ここなら完全無料で、ガイドブックの表紙を飾るような「ストックホルムらしい景観」を心ゆくまで堪能できます。
    賢く予算を抑えつつ、街のハイライトとなる写真をしっかり残したい。そんなスマートな旅を楽しみたい方にぴったりの穴場スポットです。
  • 人混みを避けて、サンドイッチやコーヒー持参で朝食を楽しみたい早起き派の旅行者
    観光客が押し寄せる前の静寂に包まれた朝、この遊歩道は最高に贅沢な屋外カフェへと変わります。

    お気に入りのベーカリーで買ったサンドイッチと温かいコーヒーを片手に、朝日に照らされる旧市街を眺める時間は格別。
    澄んだ空気の中で街がゆっくりと目覚めていく様子を独り占めできるのは、早起きした人だけが味わえる特権です。
  • 『魔女の宅急便』のような赤い屋根の街並みを背景にポートレートを撮りたいジブリファン
    ジブリファンにはたまらない、あの「コリコの街」を彷彿とさせる景色が目の前に広がります。

    どこまでも続く赤い屋根と、キラキラと輝く水面を背景にシャッターを切れば、まるで物語の主人公になったかのような一枚に。
    映画の世界観に浸りながら、最高にフォトジェニックなポートレート撮影を楽しんでみてはいかがでしょうか。
  • 石畳や坂道が多くても、現地のローカルな生活道を含めて散策を楽しめる健脚な方
    モンテリウスヴェーゲンにたどり着くまでの道のりも、ストックホルムの大きな魅力のひとつです。
    起伏に富んだ石畳の坂道や、趣のある古いアパートが並ぶ路地は、まさにローカルな生活を感じられる最高の散策路。

    少し歩く必要はありますが、その先に待つ絶景を目にした瞬間の達成感は、自分の足で歩いた人だけが味わえる特別なご褒美になるはずです。
  • サンセットの時間に合わせて、ロマンチックな雰囲気でデートを楽しみたいカップル
    夕日が沈み、空が茜色から藍色へと移り変わるマジックアワーは、この遊歩道が最もドラマチックに輝く瞬間です。
    水面に反射する黄金色の光と、徐々に灯り始める街の明かりを眺めながら、二人で静かに語らう時間は旅のなかでも忘れられない思い出になるはず。

    ストックホルムの美しいパノラマを前に、特別なひとときを過ごしたいカップルにこれ以上の場所はありません。

📝 まとめ

モンテリウスヴェーゲンは、ストックホルムの美しさを凝縮したような場所です。ガイドブックの小さな扱いに反して、訪れた人の満足度が非常に高いこのスポット。
筆者もストックホルムに行くたび晴れの日を見つけては必ず足を運びます。

ぜひ、セーデルマルム散策のハイライトとして旅程に組み込んでみてください。

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