📌 基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
店名 | マクドナルド・ニュガティ駅店(McDonald’s Nyugati) |
エリア | ブダペスト6区(Nyugati pályaudvar周辺) |
住所 | Teréz körút 55, 1062 Budapest, Hungary |
アクセス方法 | 地下鉄M3線「Nyugati pályaudvar駅」直結 |
営業時間・定休日 | 6:00~24:00、年中無休 |
公式サイト/SNS | https://www.mcdonalds.hu/ |
Wi-Fi・電源の有無 | Wi-Fiあり、電源は一部席に設置 |
席数・予約可否 | 約280席、予約不可 |
🏰 外観・内装の雰囲気



この店舗は、ギュスターヴ・エッフェルの設計事務所によって19世紀末に建築された歴史的な駅舎「ブダペスト西駅(Nyugati pályaudvar)」の一部を使用しています。ネオ・ルネサンス様式の壮麗な外観は、アーチ状の大窓、レンガ造りのファサード、装飾的な石材細工などが特徴で、重厚さと優雅さを兼ね備えています。
私が訪れたのは2018年、改装前の時期でした。当時の内装は、古き良きヨーロッパのカフェのような趣があり、ステンドグラス風の窓やクラシカルな家具が独特の雰囲気を醸し出していました。
その後2024年に全面改装され、内装は伝統とモダンが融合したスタイルへと刷新されました。銅製の照明器具や木製家具、テラゾー床など、天然素材を活かしたモダンなデザインが特徴ですが、一部ではかつてのレトロで趣のある空間を惜しむ声も多く聞かれます。特に、以前の重厚感ある装飾が姿を消したことにより、「美しさ」が薄れたとの意見も目立ちます。
なお、新設された2階席やガラス張りのフードコンベアによって、機能面では向上したものの、改装前の雰囲気を知っている人にとっては賛否の分かれる変化となっているようです。
🍰 注文したメニューと感想



今回は、朝7時ごろに訪れ、朝食メニューの中から「卵とソーセージのマクマフィン」を選びました。ジューシーなソーセージとふわふわのスクランブルエッグが絶妙なバランスで、マフィンの香ばしさともよく合っていて、ボリューム感も十分。旅の朝にぴったりの一品でした。
……とはいえ、よく考えてみれば、日本でもつい頼んでしまう定番のソーセージマックマフィンとあまり変わり映えがないという事実に、思わず自分でも苦笑い。それでも、異国の歴史的建築で味わうこの一品には、いつもとはちょっと違う特別感がありました。
さらに、朝の時間帯には「REGGELI(朝食)」メニューが用意されており、以下のようなメインから1品を選び、+200フォリントの追加料金でセットにすることができます。
- McMuffinok(マクマフィン):卵とベーコン、卵とソーセージ、フレッシュ野菜、チキンなどのバリエーション
- Toastok(トースト):ベーコンチーズ、ダブルチーズ、ハムなどが挟まれたホットサンド形式
- Édes Reggeli(甘い朝食):バニラクリーム入りドーナツやトリプルチョコレートケーキなど、スイーツ系の選択肢セット
追加メニューはこちらでした。
- ホットドリンク(0.2L)
- エスプレッソ
- ソフトドリンク(0.25L)
- 小サイズのポテト
- マックバーリ(軽食)
- にんじんスライス
🌟 このカフェのおすすめポイント3選
- 歴史的建築との融合
- 19世紀のヨーロッパ建築美を今に残すネオ・ルネサンス様式の駅舎をそのまま利用し、ガラスや銅などの現代的素材でリノベーションされたこの店舗は、まさに歴史と現代の融合。重厚な天井装飾やアーチ状の窓がそのまま残されており、ファストフードとは思えないほど芸術的な空間です。
- 限定メニューの提供
- 地元ハンガリーの食材を使った「フォアグラバーガー」など、他国では味わえないメニューが揃っています。なお、フォアグラバーガーは期間限定での提供とされており、常時注文できるわけではない点に注意が必要です。特にグルメ志向の旅行者にとっては、旅先ならではの“ちょっと贅沢なマック”体験ができる貴重なチャンスかもしれません。
- 夜のエンターテインメント
- 2024年の改装後は毎週金曜・土曜の夜には、DJが登場してクラブさながらの音楽イベントが開催され、照明演出も加わって非日常感たっぷり。
観光の一日を締めくくるのにもぴったりな、エンタメ性あふれる空間へと変貌します。
- 2024年の改装後は毎週金曜・土曜の夜には、DJが登場してクラブさながらの音楽イベントが開催され、照明演出も加わって非日常感たっぷり。
⚠️ 気になる点・注意点
- トイレの利用
- ハンガリーでは一般的にトイレが有料であり、この店舗でも150フォリント(約60円)の利用料が必要です。実際に訪れた旅行者のレビューによると、トイレは地下にあり、入口にいるスタッフに現金で支払う形式となっています。ただし、これは過去の情報であり、店舗のポリシーが変更されている可能性もあるため、現地での確認が必要です。
- 混雑時の席確保
- 観光シーズンや週末の夜は、特にDJイベントが開催される時間帯に混雑する傾向があります。席の確保が難しくなることがあるため、ピーク時間帯を避けるか、早めの来店をおすすめします。
👤 どんな人におすすめか
- 歴史的建築に興味がある方
- 19世紀の建築美を堪能しながら食事を楽しみたい方。特に、ギュスターヴ・エッフェルの設計事務所が手がけた駅舎内という立地に惹かれる方にはたまらないロケーション。高い天井、アーチ状の窓枠、クラシックな装飾が随所に残されており、まるで美術館のような空間でファストフードを楽しむという、非日常的な体験が味わえます。
- 夜のエンターテインメントを楽しみたい方
- DJイベントやライトショーを体験したい方。特に、普段は静かなファストフード店が週末の夜には音楽と照明で華やかに変貌する様子は、非日常感を味わいたい旅行者には格好のスポット。欧州の若者を中心に人気を集めており、ちょっとしたナイトライフの入り口としても楽しめます。ライブDJによる選曲や、店舗全体を使った演出は、まさに“夜の社交場”としての顔を見せてくれます。