美しい中世の街並みが広がるスウェーデン・ヴィスビュー。その中心地にひっそりと佇む「Hotell Slottsbacken」は、歴史の息吹と現代の快適さを両立させた上質な隠れ家ホテルです。今回実際に宿泊し、2階建てメゾネット仕様のスーペリアルームに滞在した体験をもとに、その魅力を余すことなくお届けします。ヴィスビュー旅行を計画している方必見です!
🏨 基本情報
項目 | 内容 |
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住所 | Visborgsgatan 1, 621 57 Visby, Sweden |
最寄駅 | ヴィスビュー・フェリーターミナル(徒歩約10分) |
チェックイン/チェックアウト | チェックイン:15:00〜17:00/チェックアウト:11:00 |
朝食 | コンチネンタル、アメリカン、ビュッフェ形式(無料) |
館内設備 | 無料Wi-Fi、レストラン、会議室、ランドリーサービス、ガーデン |
客室タイプ | クラシックルーム、デラックスルーム、スーペリアルーム、スモールダブルルーム |
対応言語 | スウェーデン語、英語 |
ペット | 不可(介助動物を除く) |
駐車場 | あり(要予約、1日あたりSEK 110) |
公式サイト | https://book.hotellslottsbacken.se/en/accommodation/2180576/hotell-slottsbacken/details |
🛏️ 客室と設備の特徴
Hotell Slottsbackenは、2012年にオープンした比較的新しいホテルでありながら、歴史情緒あふれるヴィスビュー旧市街に見事に溶け込む美しいデザインが特徴です。客室はシンプルながらも上質な内装でまとめられ、広々としたベッド、デスク、ミニバー、薄型テレビが完備されており、特に清潔感の高さとシャワーの水圧の良さは多くの宿泊者から高い評価を得ています。
今回宿泊した「スーペリア ダブルルーム」は部屋自体がメゾネット式(二階建て)になっている特別な造りでした。下階にはリビングスペースとデスクがあり、読書や簡単な作業ができる静かな空間が広がっています。上階に上がると、広々としたキングサイズベッドが置かれた寝室があり、天井が高く、大きな窓からは旧市街の落ち着いた景色を一望できる贅沢なロケーションでした。
小柄な日本人の一人旅には持て余すほどの広さ。自分が1階にいるときは2階が無人、自分が2階にいるときは1階が無人。このあまりにも贅沢な部屋の使い方に悶絶しそうでした。
本当はベッドで寝転がりながらテレビが見たかったのですが、あいにく
室内は温かみのある北欧らしいインテリアでまとめられ、木材のナチュラルな質感と落ち着いた色合いが、旅人の心を和ませてくれます。広々としたベッドは非常に快適で、旅の疲れを癒すには申し分ない寝心地でした。デスク周りも機能的に設計されており、パソコン作業や旅の日記をつけるのにも最適な空間でした。
また、バスルームは2階にあり、シャワールームとは別に立派なバスタブがベッドの横にどーんとむき出しで備え付けられており、シャワーだけではなく、湯船にゆったりと浸かって旅の疲れを癒すことができます。
筆者は典型的な日本人。バスタブを見て嬉しくないはずがありません。しかも、まさにジャグジーと言われるほどの大きさ。期待が膨らみます。
スウェーデンだけでなく、欧米のホテルは高いところは違いますが、だいたいシャワーだけでバスタブはありません。
今回は思いがけず安い値段(他のシングル並み)でこんな大きな部屋をとることができたので幸運に感謝しました。
早速湯船にお湯を張ろうと蛇口をひねってみました❤️
ん?
そこで見てはいけないものを見てしまいました。
何年掃除していないのよ?と思うくらいの埃と土のような汚れがバスタブの水が出るところからドバーッと出てきたのです。
もういけません。そんなものを見てしまったら。筆者は日本人でも神経質に入る部類、バスタブに浸かろうなどとは微塵も思わなくなってしまいました。
ベッドの横にあるのに入れない。ホテルのスタッフに掃除してもらおうかとも思いましたが今更言ったところで(15:00過ぎていた)清掃スタッフはいないだろうし、いたとしてもわざわざ時間を割いてもらうのもしのびない。
結局、ベッドの横の大きなジャグジーを指を咥えて見るだけでした。入りたかった、ジャグジー。
また、このホテルも例外にもれずエアコンが設置されていないため暑いです。扇風機は用意されていますがあまりききません。暑さに弱い方は覚悟して行ってください。
ただ、それでも一晩ぐっすりと眠れたのは部屋自体が大きかったからかもしれません。



🍽 朝食とレストラン
朝食はビュッフェ形式で、種類は豊富ではあるものの、品数はそこまで多くない印象でした。地元のベーカリーから取り寄せたパンはどれも焼き立てで美味しかったですが、特に驚きはなかったです。チーズやハムもスタンダードな品揃えで、素朴なスウェーデンらしさを感じました。ヨーグルトにグラノーラをかけて食べるスタイルは、自分好みにアレンジできるのが楽しかったです。
全体的に「豪華」というより「シンプルで家庭的」といった朝食で、短期滞在には十分ですが、連泊だと少し飽きるかもしれません。
なお、ホテル内にはレストランがないため、昼食や夕食は外で取る必要があります。周辺には雰囲気の良いカフェや、地元料理が楽しめるレストランがいくつもあり、食事場所に困ることはありませんでした。
🌟 宿泊者の口コミ
- 「スタッフが親切で温かい対応をしてくれた。静かな環境で夜もぐっすり眠れた」
- 「旧市街へのアクセス抜群。街歩きが楽しくなる立地」
- 「夏は部屋がかなり暑い。エアコンがないので扇風機頼み」

温度調整もスムーズで快適に利用できました。
✅ こんな方におすすめ
- 中世の城壁に囲まれたヴィスビュー旧市街を、朝から晩まで心ゆくまで散策したい方。
- 石畳の小道に佇むブティックや、趣きのあるカフェでゆったりとした時間を楽しみたい方。
- 窓辺から教会の鐘の音を聞きながら、まるで絵本の中に迷い込んだかのような中世の街並みの中で非日常を味わいたい方。
- 規模は小さくても、上質なインテリアと心のこもったサービスで、静かに贅沢なひとときを過ごしたい方。



✈️ 周辺観光スポット
- アデルスガータン(ホテルから徒歩約3分)
- ヴィスビュー旧市街を代表するショッピングストリート。歴史的な建物をリノベーションした個性的なショップやカフェが立ち並び、歩くだけでもワクワクする雰囲気。地元のアートや工芸品、オーガニック食品など、他では手に入らないアイテム探しにも最適です。
- ヴィスビュー大聖堂(聖マリア大聖堂)(ホテルから徒歩約7分)
- 12世紀に建てられた壮麗なゴシック様式の大聖堂。昼間は荘厳な雰囲気を楽しめ、夕方には夕焼けに照らされる幻想的な姿を見せます。内部のステンドグラスやパイプオルガンも見応えあり。
- ストラ・トリエット(Stora Torget)(ホテルから徒歩約5分)
- ヴィスビュー旧市街の中心広場。地元民と観光客が行き交うにぎやかな空間で、カフェテラスに座って人々の往来を眺めるのも楽しいひととき。
- エステルセントラム(Östercentrum)(ホテルから徒歩約10分)
- 旧市街の東側にあるヴィスビュー最大のショッピングセンター。衣料品店、雑貨店、スーパーマーケット、カフェ、レストランが集まり、地元の人々の日常に触れることができます。
何より驚いたのが派手なタトゥーの人たちが隠そうともせず接客をしている姿でした。スウェーデンでは特にタトゥーは隠したり恥じたりするものではありませんしそれは知っていますが、「何もそこまで見せなくたって」くらいにだしているのにはさすがにひきました💦
筆者はここのカフェでレモンケーキを食べ、安かったのでTシャツを2枚買いました。案の定、買ったTシャツは日本で着ることがありませんでした。
その他にも洋服を何枚か買いましたがいずれもまだ日本で着ていません。
(筆者の場合)旅先で買うものは自分の価値観から外れているものが多く、日本に帰って我に帰りタンスの肥やしになるのがお約束です。
旅は怖い…
- 旧市街の東側にあるヴィスビュー最大のショッピングセンター。衣料品店、雑貨店、スーパーマーケット、カフェ、レストランが集まり、地元の人々の日常に触れることができます。
まとめ
Hotell Slottsbackenは、ヴィスビューの歴史と現代の快適さを絶妙に融合させたホテルです。旧市街散策に最適な立地と、親切なサービス、清潔感のある設備が魅力。特にスーペリアダブルルームは、2階建てメゾネット仕様、立派なバスタブ、大きな窓からの旧市街の景色と、特別感あふれる滞在体験をもたらしてくれます。
一方で、夏場の室温問題には注意が必要ですが、それを上回る魅力が満載。ヴィスビューを心ゆくまで楽しみたい方に、間違いなくおすすめできるホテルです。
スタッフの方も皆気さくで、チェックイン時刻前のため外で待っていたところ(死ぬほど暑かった)、快くチェックインさせてくれました。
翌朝も「昨夜は暑かったね〜」なんて気さくに話をさせていただきました。
Bookin.comを見ると今では当時と同じ価格で泊まれないようですが、かなり前もって予約をすればスーペリアダブルルームをシングル並みの安さで予約できるかもしれないのでまめに予約サイトをチェックしぜひこのホテルに泊まっていただきたいです。