【ストックホルム】Clarion Hotel Arlanda Airport Terminal宿泊記|空港直結の利便性と早朝朝食

ストックホルム・アーランダ空港で、ターミナルから一度も外へ出ずに泊まれる「Clarion Hotel Arlanda Airport Terminal」。筆者は2026年7月3日に1泊し、翌朝5時台に朝食を利用しました。

空港直結という立地は、到着が遅い日や早朝便を利用する前日に大きな安心材料になります。一方、実際に泊まってみると、朝食のドリンクや冷たい料理は予想以上に充実していたものの、温かい料理、寝具、食器の衛生状態、空港内の案内表示には気になる点もありました。

「空港直結なら、多少高くても泊まる価値があるのか」という視点から、客室と朝食を率直にレビューします。

Contents

🏨 基本情報

項目内容
ホテル名Clarion Hotel Arlanda Airport Terminal
所在地Tornvägen 2, 190 60 Stockholm-Arlanda, Sweden
立地アーランダ空港のSkyCity内、ターミナル4と5の間
アクセスターミナルからSkyCity方面へ移動。屋外へ出ずに到着可能
チェックイン15:00から
チェックアウト12:00まで
今回の客室スタンダードダブルルーム
客室の広さ20〜24㎡
ベッド幅160cmのダブルベッド
朝食予約プランによっては別料金
朝食時間月〜金4:00〜10:00、土・日4:00〜11:00
主な設備レストラン、ジム、サウナ、屋外温水プール、荷物預かり、24時間対応フロント
駐車場Premium SkyCity Garageなど
公式サイトClarion Hotel Arlanda Airport Terminal公式ページ
空港案内ストックホルム・アーランダ空港公式案内

朝食時間や施設の営業時間は、夏季や祝日に変更される場合があります。宿泊前に公式サイトで確認してください。

🛏️ 客室と設備

客室へ入ると、木目調のドアと大きな鏡のある通路が続き、その先にベッドと窓が見えます。

今回泊まったのは、幅160cmのダブルベッドを備えた20〜24㎡のスタンダードダブルルームです。ベッド、デスク、椅子、テレビ、小型冷蔵庫、セーフティボックス、電気ケトル、アイロンとアイロン台がありました。
入口側から見ると、壁掛けテレビの奥にベッドと窓が並びます。室内は細長い造りですが、一人で1泊分の荷物を広げるには十分な余裕がありました。

クローゼットにはハンガー、アイロン、アイロン台が収納されていました。旅行中に衣類のしわを整えたいとき、客室内ですぐに使えます。
クローゼット下部には小型冷蔵庫とセーフティボックスがあり、その上に電気ケトル、マグカップ、コーヒーと紅茶がまとめられていました。

室内は比較的落ち着いた造りですが、寝具の快適さには疑問が残りました。枕は大きいものが3つほど用意されていましたが、どれも柔らかすぎる印象です。

掛け布団も薄く小さく、横から見ると厚みがほとんどありません。枕の数が多ければ寝心地がよくなるわけではなく、頭が沈み込みやすい枕と薄い掛け布団の組み合わせは、筆者には満足できるものではありませんでした。

窓際には椅子と小さな丸テーブル、その隣に作業用デスクがありました。休憩する場所と作業する場所を分けられる配置です。
ベッドの正面には壁掛けテレビがあります。ベッドとテレビの間には通路が確保され、室内を移動するときに窮屈さは感じませんでした。
デスクには照明と椅子があり、壁面には電源も用意されています。短時間のパソコン作業や、出発前の荷物整理に使いやすい広さでした。

🛁 バスルームとアメニティ

バスルームは浴槽のないシャワータイプです。トイレ、洗面台、ガラスで区切られたシャワーブースが一室にまとめられています。洗面台は横幅があり、鏡も大きいため、洗面用品を置いて身支度をしやすい造りでした。壁にはアメニティのボトルが備え付けられています。
シャワーにはレインシャワーとハンドシャワーがあり、シャンプー、コンディショナー、ボディソープが壁に備え付けられていました。ヨーロッパのホテルではシャンプーとボディソープだけという場合が多いため、コンディショナーまで用意されていたのは嬉しい点です。
バスタオルは「タオルケットではないか」と思うほど大きく、小柄な筆者なら体全体をすっぽり包めそうなサイズでした。シャワー後に体を冷やしにくい点では便利ですが、日本の一般的なバスタオルを想像していると大きさに驚きます。

🍽 朝食とレストラン

筆者が朝食会場へ向かったのは、2026年7月4日(土)の5時30分ごろです。公式案内では土日の朝食は4:00から利用できるため、早朝でもパン、シリアル、ヨーグルト、冷たい料理、温かい料理、ドリンク類が一通り並んでいました。

ドリンクの充実度は特に印象的

朝食で最も印象に残ったのは、ドリンクの充実度です。一般的なオレンジジュースだけでなく、ベリー系や野菜系と思われる色の異なるジュースも並んでいました。マシンでは通常のコーヒーだけでなく、スチームミルクや温かいミルクもマシンから出てきます。ジュースの種類の多さにも驚きましたが、オレンジと専用設備が置かれたコーナーもあり、ドリンクだけでも何を選ぶか迷うほどです。

パン、シリアル、ヨーグルトも選択肢が多い

パンの種類も多く、甘いものから食事向けのパンまで選べます。シリアルは「どこからこれだけ集めてきたのだろう」と思うほど種類があり、ヨーグルトも同様でした。

冷たい料理のビュッフェには、野菜、ハム、チーズなどが並びます。朝食を軽く済ませたい人でも、パン、シリアル、ヨーグルト、野菜、果物、ジュースを組み合わせれば、その日の気分に合わせて内容を変えられます。

サーモンのパテは予想以上のおいしさ

冷たい料理のコーナーには、ハム、サラミ、チーズ、野菜のほか、レバーとサーモンのパテがありました。レバーのパテは予想どおり濃厚で、パンやチーズと合わせやすい味です。一方、サーモンのパテは初めて見たため味の想像がつきませんでしたが、食べてみると驚くほどおいしく、今回の朝食で特に印象に残りました。

温かい料理は種類と味に疑問が残った

ドリンクや冷たい料理が充実している一方、温かい料理は種類が少なく感じました。スクランブルエッグ、ソーセージ、パンケーキなどが並んでいましたが、チキンソーセージは柔らかすぎて食感が曖昧で、筆者の好みには合いませんでした。
決まった時間になるとオムレツの実演調理も行われます。しかし、宿泊した土曜日は7:30開始でした。筆者が朝食を取った5時台には利用できず、せっかくオムレツをその場で作ってもらえるホテルなのに試せなかったのは残念でした。

早朝便に合わせて朝食を取る場合は、朝食会場が開いていても、すべてのサービスが開始しているとは限りません。オムレツを食べたい人は、実演開始時刻をホテルへ確認しておくと安心です。

⚠️ マグカップの汚れで気になった衛生面

客室に置かれたマグカップを使う前に、念のためアルコール入りのウェットティッシュで内側を拭いてみました。すると、ウェットティッシュにコーヒーと思われる茶色い汚れが、はっきりと付着しました。
汚れの原因や、どの工程で残ったものかまでは分かりません。ただし、少なくとも筆者の客室に置かれていた1個については、そのまま飲み物を入れる気にはなれない状態でした。

洋の東西を問わず、ホテルでは「客室のマグカップが十分に洗浄されていないことがある」という話を耳にしますが、今回の経験で不安が現実のものになってしまいました。海外ホテルの客室にあるカップを使う場合は、使用前に洗うか、ウェットティッシュで確認したほうがよさそうです。
これまで数多くのホテルで、何も気にせずポットでお湯を沸かし紅茶を入れて飲んでいた自分を叱りつけたい気分でした。

🌟 宿泊して分かった良い点と気になった点

よかった点

  • ターミナルから屋外へ出ずにホテルまで移動できる
  • 朝食が土日でも4:00から利用できる
  • ジュース、温かいミルク、シリアル、ヨーグルトの種類が多い
  • サーモンとレバーのパテなど、北欧らしい冷たい料理を楽しめる
  • シャンプーだけでなくコンディショナーも用意されている

気になった点

  • 温かい料理の種類が少ない
  • オムレツの実演が土曜日は7:30開始で、早朝利用では食べられなかった
  • 客室のマグカップを拭くと茶色い汚れが付着した←ここは大きなマイナス
  • 枕が柔らかすぎ、薄い掛け布団も含めて寝具が体に合わなかった
  • 空港内のホテル案内が具体的でなく、Clarion Hotelへ向かう道順を判断しにくい
  • 意外と歩く。筆者の足で5分以上

✈️ 空港からホテルまでの行き方と注意点

Clarion Hotel Arlanda Airport Terminalは、アーランダ空港のSkyCity内にあります。空港公式サイトでも、ホテルまで一度も屋外へ出ずに移動できると案内されています。

ただし、実際の空港内では「Hotel」とだけ書かれた案内があり、ホテル名が明記されていない場所もありました。アーランダ空港周辺に複数のホテルがあることを知っている旅行者にとって、「Hotel」だけではClarion Hotelへ向かっているのか判断できません。

到着後は、単にホテルの表示を追うのではなく、まず「SkyCity」を目指してください。SkyCityに入った後、Clarion Hotelの名称を探すほうが迷いにくい動線です。空港のSkyCity案内図では、Clarion Hotel Arlanda Airportは「41」として表示されています。

屋外へ出ずに移動できるという最大の利点がある一方、その利点を初めて訪れる人へ十分に伝える案内にはなっていないと感じました。深夜到着時や荷物が多いときは、事前に空港公式のSkyCityマップを保存しておくことをおすすめします。

👥 こんな人におすすめ

  • アーランダ空港へ夜遅く到着し、屋外を歩いたり送迎バスを待ったりせず、そのまま客室へ移動したい人
  • ターミナル4または5から早朝便を利用し、出発当日の移動時間を短くしたい人
  • 朝4:00〜7:00の間に朝食を取り、パン、シリアル、ヨーグルト、ジュースを中心に食べたい人
  • オムレツより、サーモンのパテ、レバーのパテ、ハム、チーズなどの冷たい料理を重視する人
  • 客室で仕事をするため、デスク、椅子、Wi-Fi、電気ケトルが揃った空港ホテルを探している人
  • 浴槽は不要だが、シャワーがある客室を選びたい人

📝 まとめ

Clarion Hotel Arlanda Airport Terminalの最大の魅力は、アーランダ空港のターミナルから屋外へ一度も出ずに移動できることです。朝食も早朝4:00から利用でき、ジュース、温かいミルク、パン、シリアル、ヨーグルト、サーモンのパテは高く評価できます。

一方で、温かい料理の少なさ、早朝には利用できなかったオムレツ、柔らかすぎる寝具、マグカップの汚れ、空港内の分かりにくい案内表示には不満が残りました。

比較的設備の整った空港ホテルではありますが、「また泊まるか」と聞かれると、筆者は即答できません。悪天候の日、深夜到着、早朝出発など、屋外へ出ずに移動できることを最優先する条件であれば候補になります。それ以外の場合は、周辺ホテルの料金と設備も比較してから決めたいというのが率直な結論です。


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